最近になってようやく僕も、紅しょうがの旨さに気付き始めた。
遅れてゴメン。でも、すぐに追いつくから待ってて。
ほんの数年前まで、あんな酸っぱ辛い食べ物のどこがいいんだと、
お好み焼きやたこ焼きに入ってる紅しょうがを疎ましく思ったものだが、
最近、すき家でチーズ牛丼を平らげた後の口直しにつまんでみると
これが大層旨くて驚いた。
紅しょうがって紅しょうがってこんなに旨いものだったのか。
そりゃあ、SNSで手首に紅しょうがを乗っけた写真を上げる女の子がいるのも、頷ける。
やっぱり歳を取ると食べ物の趣向も変わってくるようで、食べられるものが少しずつ増えてきた。
例えば、和からし、サーモンの刺し身、熱を通した玉ねぎなど。
そして意外なところでは、メンチカツも最近美味しく感じるようになった。
なぜメンチカツが嫌いだったかというと、トンカツほどジューシーではなく、
かといってコロッケほどホクホクしていないその中途半端な感じが、僕にはどうにも許せなかったのだ。
あまりに嫌いすぎて、2ちゃんねるにメンチカツのアンチスレすら立てたこともある。2レスで落ちた。
それが、いつの間にか普通に受け入れられるようになり、今では好物のひとつになった。
人は変わるということだ。3年後には、ポカリで割った硫酸も飲めるようになるかもしれない。
乞うご期待。
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